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●量子力学で「振動」の話は出てきます。振動数とか波動といったもの。スピリチュアル的で信じられませんといっても「在る」のだからしょうがないです。自分が出したものが時を経て倍になって還ってくるブーメランの法則もそうです。自分が出したものが返ってくる、返ってきたのですよ。
『家族関係や人間関係、仕事などでうまくいかないときも、外側に見えている現象や相手をどうにかしようともがくより、自分の発している意欲や感情の周波数を振り返ったり、相手への感謝や思いやりのほうに意識をフォーカスしていくと、それがそのまま周囲に反映されて、家族関係や人間関係、仕事や経済状態など、さまざまな状況が好転していくんです。たとえば旦那さんに対して、口には出していないとしても、いつも「いい加減にしてよ」と心の中で思っていれば、「いい加減にして」の振動で揺れ続けるので、その通りの現実が作られていくことになります。』(p35より引用)
重たい周波数を後生大事ににぎりしめなくて大丈夫です。ずっとにぎりしめていると不具合が起こります。
『感情は細胞に溜まる、それが病気を引き起こす』(p51より引用)
もちろん病気になったら終わりではなく、生き方、考え方を方向転換させるビッグチャンスです。
さぁ、いつまでもにぎっていてはいけませんよ。
●その「手放し」についてです。手放すようにがんばるでもなく、切り離すでもなく、並木さんのお話ではこのような感じです。
『ここはよく勘違いされるところなんですが、嫌な感情を切り離したり捨てたりすることではなく、どんな感情も「丸ごと受け入れる」ことが大切で、受け入れるからこそ重たい感情も手放せるんですよ。たとえば、何かや誰かを「許せない」と思ってどうしても受け入れられない感情があったとしても、それを「受け入れる」ことができたなら、その対象を許すこともできる、だからこそ状況も変わっていくわけなんです。感情は決して「切り離していく」ものではなく、「丸ごと受け入れていく」ことが大切なんです。』(p53より引用)
「悲しんでちゃいけない」とかジャッジせずに、今、悲しいんだな…と受け入れる(ダメだとか否定しない)。そしたら、あるとき、スーッと全部が外れていくそうです。これを並木さんは、統合と仰っています。ジャッジフリーでいきましょうというお話は野村総一郎先生のところでもありました。
『だからどちらが善か悪か、どちらが優れていてどちらが劣っているとかでもなくて、そこで対立したり戦ったり、「光が善い、闇が悪い」といったことを議論しているうちは結局どちらも同じ。』(p73より引用)
反戦運動によって、新たな戦いが生まれるというのは聞く話ですよね。
●「引き寄せの法則を使えば大好きなAさんは自分のものになるはず!」という執着は、「祈り」ではなく確実に「呪い」ですというお話が面白かったです。自分のものにしてやる!という呪いを念じている人、多いかもしれませんね。そりゃ重いです。あなたの本質はそっちじゃないよという方に行くと必ず苦しくなります。
■■■あめ的回答■■■
外側ばかりにとらわれていると、自分の本質がわけわからなくもなります。外側で起きている事は、「あぁ、自分にもこういう面があると見せてくれているんだな」と気づきにはなります。人がケンカしている所に出くわしたとか、変な人にいいがかりをつけられたとか、日常で起こることもあります。しかし、あなたがフォーカスするのは、「こひしたふわよ」です。「心地いい・惹かれる・しっくりくる(スッキリする)・楽しい・腑に落ちる・ワクワクする・喜びを感じる」ことにぜひ意識を向けて下さい。外のザワザワはなにやら確かに面白いし、首をつっこみたくもなるでしょう。それでもやっぱり、自分の内側に戻ってきてください。あなたが欲しいものは外のザワザワなんかじゃない。グラつく自分の心に、やはり良書が師匠となって力になってくれますよ。