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ライフネット生命保険の創業者で、大分県の立命館アジア太平洋大学(APU)学長の出口治明さんのご本の紹介2冊目です。余計なものを手放す習慣…、とくに現代人は様々なモノも用事も、本人がパンクするまで(してまで)抱えすぎです。(逆に、なんにもしない人たちもいらっしゃるので、もしかしたら その本来 他人様がやるべき用事まで奪って抱え込んでいるんじゃないかとすら思うあめちゃんです)さぁ、自分は、何を抱えすぎているのでしょうか?
●唐の第2皇帝だった太宗(たいそう)・李世民(りせいみん)の言語録『貞観政要(じょうがんせいよう)』という1300年も読み継がれてきたリーダーシップの教科書があります。太宗は捨てることの大切さを知っていたようです。出口さんは、
『人間には持って生まれた器があります。「頑張って器を大きくしなさい」と言われても、人間の器の大きさは努力したところでさほど変わりません。』(P35より引用)
『ただし、器を大きくできなくても、器の中身を捨てることで容量が確保できることは自明の理です。』(P35より引用)
本人、自分のキャパのことですね。キャパオーバーでも抱え込もうとする あるあるですよね。出口さんは、自分の中にある何かを捨てる方法として最良な方法は「判断を人に任せる」ことだと仰っています。「人に任せたくない」って「我」です。因みに、近いお話で「人にお願いして感謝している方がいい」というのは、愛沢えみりさんのご本でもありました。
●出口さんは「置かれた場所で咲きなさい」という考え方には反対だそうです。せっかく置かれたから咲けるように頑張ろうというのはアリなのですが……
『ただし、置かれた場所と相性が合わなければ、別の場所に行って花を咲かせればいいと僕は考えます。置かれた場所で枯れてしまっては元も子もない。人間は植物と違って動くことができるのですから、日当たりのよさそうな場所に移動すればいいのです。』(p108より引用)
頑張れば何でもかんでも達成できて、獲得できる!と、思うのは人間の傲慢です。人間、できないことの方が山ほどあるのです。できないことに執着しているうちに人生あっと言う間に終わってしまいます。
●人間、みんながみんな超人ではありません。出口さんは、小田実さん(作家・政治運動家)の「人間みなチョボチョボや」のお言葉を引用されていました。
『しかし、よく考えてみれば人間というものは、そんなに立派な動物ではない。みな猪八戒と同じように多かれ少なかれ軽率で、ずる賢くて、いいところなんて見つからないのが実情ではないでしょうか。』(P125より引用)
ほんとにね。あまりにも周りの人(他人)に過大な期待をしてしまうと(勝手に)相手にガッカリなどしてしまったりするとも思いますが。人間お互いチョボチョボだと認識していれば、勝手に相手にガッカリしたり怒ったり…も、なくなっていくのでしょうね。
■あめ的回答■
勝手に人様に過度な期待をしてガッカリしたり怒ったりしている時点で、あなたはすでに器がキャパオーバーで、いっぱいいっぱいなのかもしれません。その執着を捨てていけば、軽くなって次へと上がっていけますよ。
出口さんは自分のやりたいことを選ぶ豊富な選択肢を持つためには「本・旅・人」をよくテーマに出されます。櫻庭露樹さんが「見えている世界(風景)を変えるんだ」とよく仰っていまして、坂本龍馬も「運は動より生ず」と言います。自分の足でいろんなところに行ってみるのってすごく大事というか、まず色々行ってみましょ!ってあめちゃんは思います。
先に入ってしまっている器の中の要らないものパッパと手放して、どんどん自分の好きなこと、やりたかったことを入れていきましょう。そうは簡単にいかないよという方は、ぜひ出口さんのご本をどうぞ。
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