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精神科医で作家の斎藤茂太先生、通称「モタさん」のご本です。部屋の中も人生でも、不要なものへの見切り方、処分のしどき…などをわかりやすい例え満載で書かれたご本です。そもそもあめちゃんがこのご本をAmazonで購入したのは15年前なのですが(※あめちゃんの本は、新講社版なので、リンクを貼っているPHP版とは内容改定があるかもしれません)当時は、単にお掃除術なのかな?ぐらいの軽い気持ちで買ったのですが、内容は深いけどシンプル。ムダにしてしまっている生き方をも大掃除!
●物やら過去への執着って実はしんどいし、物まみれの部屋でエネルギーもダダ漏れ、なんだかわからないけど、自分ってムダに忙しくない?なんて、こう思うことはありますか?
実はモノも生活も人間関係もすべては繋がっています。モタさん節も読んでいて気持ちがいいです。物に関して、使いもしないでそこらへ投げ出したモノに愛着はわかないし、ジャマなモノはいつまでたってもジャマ。もし、捨てて後悔することになっても、モタさんは、
後悔したっていいじゃない
ということで、うん、いいよね!って、ふと心が軽くなりました。なにをそんな一生懸命に執着していたんだ私?!と思います。
モタさんの「あるある」のお話が、みなさんも心当たりがあるかもしれません。「捨てられない理由」でありがちなのは「あとでじっくり読もうと思っているから」「あとで役に立つかもしれないから」と溜め込まれる情報。
モタさん曰くこの「あとで」がクセモノ。あとでゆっくりできる時間なんて来ませんから、毎日バタバタで1日が終わる。そして取っておいても腐るものじゃないからと どんどん溜まる。そしてですね、これが面白いのですが、
『「情報」というものには、困った魅力がある。
とりあえず手許(てもと)に置いておくと、なぜか安心できるのだ。』(p31より引用)
わかります。捨てちゃうと、もう情報を取り戻せないような。ここで先ほどの「後悔したっていいじゃない」に通じるわけですが。今は、ほとんどの情報もモノも、ネットをググれば手に入ります。しかも無限大に。
●モタさんの名言3ついってみます。
『「忙しくて、整理している暇がないんですよ」という人もいるが、おそらく、ただ忙しいからだけの理由ではない。
忙しすぎて、そのストレスのために気力がなえている、心身が衰えてきている兆候が出てきているのだ。』(p61より引用)
『モノを捨てられない人は「これまで」のことをよく話題にする。モノを捨てる人は「これから」のことを話題にする。どうもそういう傾向はあるようだ。』(p128より引用)
『じつは欲張りもケチも同じなのである。欲張りが「足るを知らない」人ならば、ケチもまた「足るを知らない」人である。』(P151より引用)
過去への執着が、あまりにも未来へ向かう力の足を引っ張っているのはありますよね。モタさんの、他にも面白かったあるあるが昔(昭和のころ)流行った『家庭用餅つき機』のお話。うちにも昔ありました。しかし、多くの方が、餅つき機は正月以外に出番がないし、結局、お店でお餅を買ったほうが楽だと気づくわけなのです。買ったはいいが、押し入れに封印され、そうやって物が増えていく。
■■■あめ的回答■■■
物の管理は、自分だけでは責任持ちきれません。買ったことすら忘れている物もあるでしょう。手に取ると、嬉しい、癒される、わくわくするという物のみ残せたらベスト。
とくになんとも思わない、部屋の片隅にポイっと粗末にしているような物に囲まれるより、大切なモノのみ家に置いておいた方がいいなんてことは、みんな分かっている話なのですが。
『コレ、本当に要るの?!』と、見極め迷子になっている方には、モタさんのご本はひとつの指標として心強いです。
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