『気持ちが「ほっ」とゆるまる心理学』内藤誼人
『気持ちが「ほっ」とゆるまる心理学』内藤誼人

『気持ちが「ほっ」とゆるまる心理学』内藤誼人

 

 

心理学者内藤誼人さんの『すり減らないで生きるコツ』を書かれたご本です。焦らず、気にしすぎず、深刻になりすぎないこと、大事です。10のことを100だととらえてしまったり、そのままのサイズで見られずに、まるで巨大な敵のようにとらえてしまったり…。それは大変になっちゃいますよね。自分にとっては大ごとだとパニック起こしたり。でも本当は「パニクったりしたくない!」という気持ちもわかります。このご本では、そんなみなさんへ、それらの解消のヒントとなるタネがきっとみつかりますよ。

「考えないようにしよう」と念じれば念じるほど余計に考えてしまって困る。

「カチン!イラッ!」としたとしても受け流せる考え方は、あるのでしょうか?

気持ちの切り替えスイッチとか存在するなら教えてほしい。

……などという方は、こちらのご本が参考になりますよ。

先日ご紹介しました「悪知恵」のすすめ でも同じお話があったのですが(「無知な友より賢明な敵のほうがまし」のお話)人と話していて、イラッ!カチンとなっても 瞬間湯沸かし器みたいになってはいけません。

『ぶつかり合っても面倒だし、お互いの関係がギスギスするだけで、いいことなんてまったくないな」と考えるのが腹を立てないためのポイントです。」(P44より引用)

ぜひとも損得勘定をしましょう。「ここで相手に恨みをかってもつまらない」って。

ストレスを感じにくい人には、ある共通点があって、それは「好奇心が旺盛」なことだそうです。これは、森瀬繁智(モゲ)さんやメンタリストDaiGoさんが、本を読むことでストレスの68%を軽減できるお話をされていたことにも通じる話ですが、

『自分の知らなかったことを知るというのは、「へぇ、そうなんだ!」という心地よい爽快感、満足感を生み出すのです。」(p111より引用)

というところが、あめちゃんの日ごろの読書体験と似ています。「学び」を楽しむということですね。

こちらはオマケ的なお話になりますが

『色彩心理学的に言って、気落ちしたり、くよくよと悩んだりしているときは、赤系の服を身につけるようにするといいのです。』(P136より引用)

赤系のお洋服を身に付けて自信が持てたりするそうですよ。

こちらのお話は、落ち込みに対してではなく「〇〇したい!」という欲望への対処法になりますが、例えば「ダイエット中だけどケーキがむしょうに食べたい!」みたいなものに対してです。実は、心理学ではすでに答えが出ていて、「だいたい20分を耐える」といいそうなのです。20分をしのげば「〇〇したい!」という衝動が消えてなくなるのだそうです。最初の5分をどう我慢するのかがポイントになってきますが、詳しくはこちらのご本でお読みくださいね。

■あめ的回答■

今回詳しくは書いていませんが、人と議論したり、口論したり、意見をぶつけあうことは本当に害しか生まないなぁ……とは思っていたのですが、内藤さんがこれにご回答くださっていました。

『なぜなら、人間は、「自分の信じていること」しか信じないからです。~(中略)~つまり、「聞きたくない」情報を、人が受け入れることはまずない、と思っていいでしょう。』(P200より引用)

そりゃお互いそうだよなぁ…と、納得しました。「なんとかわからせてやろう!」なんて、自分にされたらイヤじゃないですか?わたしたちは、ご本を読んで、先回りして巻き込まれないようにしましょう。

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