|
※当ブログはスマートフォンではなくPCでの閲覧を推奨しています。
脳科学者 茂木健一郎先生のご本です。ホームは居心地がいいのが当たり前です。しかしアウェーに出ざるをえない時もあります。アウェーに出たとたんにボロボロ…経験ありますか?
『その点、日ごろからアウェーに慣れている人は、多少足元がぐらつこうがそうそううろたえたりはしません。そう考えると、ずっとホームのなかにいるという生き方は、実はかなり危険なのです。』(p66より引用)
ふと、『チーズはどこへ消えた?』を思い出しました。状況が変わっているのに、現状にしがみつくのはとっても危ういというお話です。
『脳が好きなのは、予想外のできごとなのです。』(p67より引用)
状況が変わるというのは一見とても不安で怖いのですが、むしろその変化を歓迎して大丈夫です。
●同じ処をぐるぐるぐるぐる…悩んでしまう。そんな時は『土俵の外に出たほうが本質的な解決になる』(p87より引用)です。いつもと違うことをする、いつもと違うところに行くのも有効です。
『「意味を知って納得したい」という気持ちはわかりますが、意味探しというのは、往々にして何もやらない体のいい言い訳にしかならないので、やめた方がいいでしょう。
(中略)
子どものころは誰も意味など考えず、暗くなるまで外で遊び回ったでしょう。あれこそがアウェーにふさわしいふるまい方なのです。』(P115より引用)
変わるのが怖いといっても、色々なことが刻一刻と変化しているのです。親の時代とももう違っているのです。(因みに、実業家斎藤一人さんは「親というのはすでに20年遅れている」というお話をされていました。)
『日本は好調時といったいどこが変わってしまったのでしょう。
いえ、日本はどこも変わっていません。変わったのは世界のほうです。
世界の国々が参加しているゲームのルールがとっくに変更になっているというのに、日本人は相変わらず昔のルールのときに有効だったやり方で戦おうとしている。』(p136より引用)
状況は変わっていきます。すでに去年のやり方ですら通用しないことも沢山あるのです。茂木先生は、人生は偶有性のかたまりであるとよく仰っています。昔の成功体験に執着するあまりに、ものごとの解決どころか退行してしまいます。もう、前とは違うのです。その執着は宝ではなくゴミです。
●『ホームは自分のなかにある』(p106より引用)ここに戻ってこれば安心というホーム、それはぜひ持っていてください。茂木先生は、それは子供のころ好きだったものや夢中になったものを思い出してみると仰っています。これは、精神科医の藤井英子先生、和田秀樹先生のご本でも同じ話題がありました。なんか、好きなこと最近できていないな…と心が乾いてきたら、ぜひともホームに戻ってチャージしてくださいね。
■■■あめ的回答■■■
嫌々アウェーに行ってみるというより、もう、アウェーに出ざるをえない状況、状況が急にアウェーになってしまった!という方はビッグチャンス!!です。
『むしろ、「アウェー」で赴いた先が、自分にとっての新たな「ホーム」になる。次第に「ホーム」の範囲が広がっていく。これこそが、人生における深い喜びである。』(p186より引用)
状況の変化はむしろ歓迎してください。これまでのあなたからバージョンアップするチャンスです。変化は要らないといっても、もうやって来たのですから受け取り拒否はできません。
「あれ…?意外と出来るんだ自分」と気づいて「ホーム」の範囲がどんどん広がりますから大丈夫。
元汚部屋出身者のあめちゃんが、全捨離®(BY櫻庭露樹さん)をやった上に、清掃のプロ目指して毎朝3時起床のビル清掃作業員を始めたのも、めっちゃアウェーからのスタートですよ。
👇ポチっと応援いつも感謝しています💖