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●自分の、これから(今)の生き方の指標を示して下さっている一冊です。人は何歳まで生きられるか全くわかりませんが必ず死にます。先日の苫米地先生も仰っていましたが、清く正しく生きていても突然の事故で亡くなる人もいます。世間ではピンピンコロリが理想でしょう。でも口で理想を言っているだけではだめです。
『ピンピンコロリには努力が必要』(p183より引用)
書評記事としてあげたことはありませんが中村天風さんの名著の中で「あんたは健康を保証するような生き方をしているのか?」という問いがあったのを思い出しました。食事内容ムチャクチャで運動も休息もなしで健康を得られる道理はありません。メンタリストDaiGoさんのYouTubeで「ムチャクチャな食生活やタバコふかしまくって、俺は長生きしなくていいんだよって言ってるような人は、若くて健康な時間が短くなって、その後は不自由な時間が残る」という内容の回がありました。暴飲暴食もタバコも医療も、コストめっちゃかかるけど、ピンピンコロリを望むならむしろ低コストで済みますよ。
●矢作先生は医師なので、やはり医療現場での気づきはいろいろあるそうです。
『闘病という言葉にも違和感があります。なぜ自分の体と闘うのでしょうか?気遣う、生活習慣を見直すことで「体を労(いたわ)るのならわかります。』(p158より引用)
ふと『ツレがウツになりまして』のツレさんの「ウツは闘って勝てる相手ではない」を思い出しました。あめちゃんは、30代でガンだった母に「がんばって!」なんて言った記憶があるのですが、10代の子供(あめちゃん)に「がんばって」という通り一遍以外の語彙力があるはずもなく、安易に「がんばって」で済ますしかなく。今でこそ、がんばらなくていいから自分を労っての方が適切だとは思います。
『病(病気)には、それぞれ意味があります。
すべての病気は普通の生活の中で生まれるもの。
したがって発病は、それまでの生活を見直す絶好のチャンスです。』(p134より引用)
だから「あんたは健康を保証するような生き方をしているのか?」にも通じるのですが、病になったのなら必ずなにかをやらかしているのだから(※先天性の病気や薬害は含んでおりませんが、そういうご病気の方こそ生活には十分気を付けていらっしゃるとは存じます)、生活を見直すビッグチャンス!なのです。
『ちょっと大きなことを言いますが、理想は「介護ゼロ社会」です。
介護される人が減ると情勢も変わります。ピンピンコロリも増えます。
まさに安心して死ねる社会です。』(p184より引用)
●矢作先生は「未来のお金の心配は取り越し苦労」だと仰っています。「〇歳までに〇千万円が必要」と言われても、今、月5万円でこと足りている人と、月100万円でも足りない人では条件がまったく違います。
『わざわざ運用や貯蓄などしなくても、入ってきたお金の中から最低限を使えば、当然それ以外は余るのですから、ちょっと入り用の時も事足ります。
今を全力で生き、今を大切にする。未来はお釣り程度に考える。』(p187より引用)
楽しいなら貯金も全然やったらいいんです。将来への不安で悲壮感でお金を貯めなくても、たとえ重症重篤な障害を負っても、全額公費負担で一生タダ同然で医療は受けることはできますから(※身内でいるので、妙な知識がついてしまいました)。日本はとても恵まれています。お金の心配は大丈夫です。
■■■あめ的回答■■■
矢作先生といえば『中今(なかいま)』‟今”を生きる。‟今”を楽しむ。これからの未来はお釣り程度に考えると仰っていますが、あめちゃんも、こっから先はボーナスタイムだと思っているんです。これまでさんざん自分を縛って、苦しめたりしてきたのだから、こっから先は好きなように生きます。(暴飲暴食とか犯罪とか、自分を傷つける意味ではありません)
人間ヒマだとロクなことをしないし考えません。
『本当の自分は、
自分が好きなことの中にある。』(p41より引用)
森永卓郎さんのご本も合わせておススメします。なんか生きづらい、苦しい…そういったものは自分らしく生きられていないから。自分らしく生きることから逃げなくて大丈夫!