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明治大学教授 堀田秀吾先生の「心と体の『元気』をどう整えるのか?どういうアクションを実践するとQOL(生活の質)が上がっていくのか?」という点で、世界中の様々な研究を、すぐに実践しやすいもののみご紹介されているご本です。「あ、こういう動作だけで落ち着くんだ」とか簡単なものです。
■てっとり早く「こうするだけ」で問題解決できる方法が知りたい。
■とりあえず落ち着く方法やイライラをしずめる方法を知りたい。
■大学での研究チームによるきちんとしたデータがとれているもののみ やってはみたい。
…などの方へ、実践集としてこちらのご本はおススメです♪
●あめちゃんが、「おっ!この研究めっちゃいいじゃん!」と思ったものをちょっとご紹介します。
『体が必要としているからジャンクフードを
食べたくなるわけではない
西オンタリオ大学のロゥイーら』(p40より引用)
■前頭葉の機能低下 →→→ 「悪いからやめよう、我慢しよう」という判断が鈍くなる。
■背外側(はいがいそく)前頭皮質の機能低下 →→→ ストレスが原因で起こり、それに応じて判断が鈍る。即ち……
『疲れて体が必要としているから体が欲しているのではなく、疲れているからちゃんと抑制力が働かなくなってジャンクフードに手が伸びてしまうのです。』(P42より引用)
これは自分の心身の疲れ度合の指数になりますね!あめちゃん的にお役立ち知識です。ちなみに、堀田先生は、「疲れているから」という言い訳をしながらジャンクを食べるのではなく、いっそ 私は好きで食べているんだ と割り切って食べちゃった方が幸せですよ!とご提案されています。
●こちらも多くの方が悩まれているかもしれません。
『友人がたくさんいれば良いというわけではない
スワ―スモア大学のアッシュ』(p50より引用)
友人が多いと、あちらを立てればこちらが立たずで、人間関係の複雑さで、参ってしまうこともあるでしょう。オックスフォード大学のジョンストンとダンバーの研究で、交友関係が広い人ほど痛みや我慢に強いというガマン実験があります。(ガマンの内容は本書をお読みくださいね)堀田先生は、
『逆に考えると、痛みや我慢に強いからこそ、交友関係が広がっていくのかもしれません。』(p52より引用)
と仰っていて、今でこそ「レジリエンス(心のしなやかさ、のれんや柳のように軽やかに生きる)」という言葉も浸透してきていますが、相手に対して こらえきれない、我慢ならん、というひとは、友だち100人もいたら、ストレスがかけ算で自分が壊れちゃいますね。堀田先生の洞察が、なかなか面白いです。
■あめ的回答■
そんな感じで、「あるよねー」「わかるー」という面白い研究が、各3~4ページでサクッと読みやすく、数はたくさん載っています。他の研究では「クッションを抱きしめるだけで「幸せホルモン」は増加する」とか「効果的な昼寝をするだけで効率が上がる」とか、あるある、わかるーという日常に使いやすいネタも色々載っていますので、休息のお供にこちらの一冊をどうぞ♪
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