『自分の幸せに気づく心理学 「無名兵士の言葉」が 教える大切なこと』 加藤諦三
『自分の幸せに気づく心理学 「無名兵士の言葉」が 教える大切なこと』 加藤諦三

『自分の幸せに気づく心理学 「無名兵士の言葉」が 教える大切なこと』 加藤諦三

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自分の幸せに気づく心理学 アメリカ「無名兵士の言葉」が教える大切なこと [ 加藤 諦三 ]
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早稲田大学名誉教授 加藤諦三先生のご本はこれまで何冊かご紹介してきました。すでにこのブログ内で紹介した加藤先生のご本の中でも、ニューヨーク大学に掲げてある、アメリカ南北戦争で「無名兵士」が遺したとされるこの文章の引用はありまして、かなりショッキングでインパクトのある文章でして、また読み返して自分の血肉にしないと…とは思っていました。なんと、すでに、「無名兵士の言葉」を一冊のご本として出版されていました。まずは、その原文の日本語訳をそのまま載せます。

【悩める人々への銘】
大きなことを成し遂げるために
強さを求めたのに
謙虚さを学ぶように弱さを授かった
偉大なことができるようにと
健康を求めたのに
より良きことをするようにと病気を賜った
幸せになろうとして
富を求めたのに
賢明であるようにと貧困を授かった
世の人々の称賛を得ようと
成功を求めたのに
得意にならないようにと失敗を授かった
人生を楽しむために
あらゆるものを求めたのに
あらゆるものを慈しむために人生を賜った
求めたものは
一つとして与えられなかったが
願いはすべて聞き届けられた
私は   もっとも豊かに祝福された

この「無名兵士」の教養と達観ぶり。

それぞれの文章について、加藤先生が例え話を使って解説して下さっているのですが、すべてにおいて、自分が学び得るために必要で起こったことであると、受け入れることがスタートです。だからすべては叶っているのです。自らのものになっている。

自分の身の丈以上の成功に執着しなくても大丈夫。

『「私、今晩もシャンパン飲むの」と言わなくても、人から尊敬される。でも、そう言う人は、そう言わなければ尊敬されないと思っている。
認めて欲しいのに認めてくれないときに、人は「私、今晩もシャンパン飲むの」と自慢話をする。自慢話をすることでさらに嫌われる。
虚勢を張って反発を買っていることに、本人は気がついていない。』(p66より引用)

自慢話をして嫌がられるということがわからない子供のような人っていますよね。

あめちゃんも昔(というか昨年ですが)「女の子の友達5人をローテーションして遊んでいるよ♪」という高齢男性の話を直で聴きまして、『こっわ!キモ!「ドバイ案件」?!「n番部屋」?!一応その女の子さんたちは「友達」という立ち位置なんだよね?!「女の子全員平等に見てるよ」とかいちいち女性への見下し凄いんだけど、こっちは関わるのマジお断りなので』と(心の中では)ドン引いていたら「ぜんぶウソだよ」で片づけてきたので、コイツはマジで関わってはいけない危険人物アラート鳴りました。もちろん即ブロックで縁は切りました。

「すてき~お近づきになりたいわぁ」と憧れられるの希望だったのでしょうけど、見栄というのは諸刃の剣というか、どちらかというと、利益よりも出した本人さんへの損失が大きい気がします。キャバクラのお姉さんなら「まぁすごいわ~」と褒めてくれるのでしょうけれど。

「長生きする人はエライ」的な、長生き信仰は世の中にありますね。

『「長生きしましょうね」というよりも、やるべきことをやることの方が大切である。賢明であれば、幸せになろうと富を求めないのと同じことである。』(p149より引用)
『今を大切にしない人は生き方がだらしない。』(p148より引用)
『「無名兵士の言葉」にならって言えば、「老いることを恐れて若さを求めたら、情緒的に成熟するようにと歳をとった」となるだろう。』(p146より引用)

すべてのことは、学ぶために起っています。アメリカで偉大になった人はみんな丸太小屋で生まれた(貧乏だった)という話はよく聞きます。

『しかし、貧困そのものが良いのではない。貧乏をしていれば生活をキチンとせざるをえない。だから、貧困は望ましいのである。
健康で富と力を持ち、成功した人間になったときに、人がどのようなものを失いがちなのかを、この「無名兵士の言葉」は教えようとしているのではないだろうか。』(p157より引用)

こういう言動をしたら人から嫌われるよ、とか、人が逃げていくよとか、考えられる人間にならないと。それでも、やらかしてしまったら、次、同じことをしないと学べるのです。加藤先生が「無名兵士の言葉」を加藤先生的にまとめられたのがこの言葉です。

『欲望を満足させたくてすべてのものを求めたら、自分の価値に気づきなさいと苦しみを授かった』(p160より引用)

■■■あめ的回答■■■

貧乏でも病気でも、大きな恥をかいても、どうかそれらを、次につなげていくためのきっかけとして活かしてください。だからこそ、ピンチはチャンスとなるのです。

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